Travaux plastiques - Kitshocalligraphie

日本語を勉強したとき、私にとって漢字は、文字、というより、意味と繊細さを兼ね備えた文学的な絵のように感じられた。書く、ということは自分の精神を「描く」ということだと常々思っている。つまり漢字を「描く」ことは、精神の究極の描写方法になるのだ。
絵の制作をするとき、つねに線より色に私の関心は向かっていた。線は色の輪郭を示すものでしかない。キッチョカリグラフィーでは、書道の黒い線を解体して、彩りある真のモチーフを生み出したいと思う。
キッチョカリグラフィーは、漢字を「書く」のではなく、漢字を「描く」のだ。今の気持ちを表現している漢字を選んで、その漢字の意味に応じて色を決める。「モチーフ」にするため、漢字に「形」をそして「色」を与える。着色された漢字を輪郭線で縁取り、最後に、エゴイスティックな西洋の芸術家を少し茶化した私のサイン、「私」を加える。

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≪キッチョカリグラフィー・書≫2012年、アクリル、カンバス、120x40cm